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【水族館】カロラータ オウムガイ ぬいぐるみ

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【水族館】カロラータ オウムガイ ぬいぐるみ

学名 Nautilidae

提供開始日: 2019-07-14

オウムガイ(鸚鵡貝)はオウムガイ目 - オウムガイ科に属する軟体動物。生きている化石のひとつでもある。
殻に入った頭足類で、南太平洋〜オーストラリア近海に生息し、水深およそ100m - 600mに棲む。深海を好むというイメージもあるが、水深が800mを超えた所では殻が水圧に耐えきれず壊れてしまう。その祖先(チョッカクガイに近い)は4億5000万年前 - 5億年前に誕生し、それからの原始的性質を色濃く残した生物とされる。

餌を捕食するために90本ほどの触手を使い、触手にあるたくさんの皺でものに付着する。触手のうち、上面にある二つの触手の基部が分厚くなって融合し、帽子のような形状を作り殻の口に蓋をする働きを持つ。何かに付着する以外には、触手を運動に使わない。

眼は短い柄の先に付いて、外側が平らになった独特の形を持つものであるが、これはピンホールカメラ方式である。すなわち、タコやイカのカメラ眼とは異なり、レンズの構造がないため、視力はよくない。水の中に落ちた化学物質には素早い動きを見せる。

イカやタコと同じく漏斗(ろうと)と呼ばれる器官から噴き出す水を推進力にして、体を軽く揺すりながらゆっくりと運動する。主な餌は死んだ魚介類や脱皮した殻などである。俊敏に移動できないので、イカやタコのように生きた魚介類を捕まえて食べることができない。イカやタコとは異なり、墨汁の袋は持っていない。

また、タコやイカが一年、もしくは数年で死んでしまうほど寿命が短いのに対し、オウムガイの寿命は長く、十数年~二十年近くも生きるといわれるが、それは殻の生成に時間がかかることによって起こる成長の遅さと関係しており、それは殻を完全に退化させ、成長速度を速めたタコやイカと対照的である。